キャンブロ
キャンブロを家庭で使うならこのサイズ

結論から:3段階ピック
迷ったらここだけ読めばOK。詳しい比較は本文で解説します。
角型スクエアコンテナの1.9Lサイズ。家庭の冷蔵庫にも収まりやすい高さで、長く使うならこの本体が基本形です。蓋のcambro-cover(SFC2)とセットで揃えると一生モノとして使えます。
キャンブロは本体と蓋が別売りです。本体を注文するときは、共通規格のこの蓋(SFC2・2SFSCW/4SFSCW対応)を一緒にカートへ入れ忘れないようにしてください。
| 項目 | キャンブロ 2SFSCW(角型1.9L) | キャンブロ 4SFSCW(角型3.8L) | キャンブロ RFSCW2(丸型1.9L) | ジップロック コンテナー | 野田琺瑯 レクタングル浅型S |
|---|---|---|---|---|---|
| 外寸 | 約183×183×92mm(販売店公開情報) | 約183×183×185mm(販売店公開情報) | 直径約178×高さ108mm(販売店公開情報) | 商品による(購入前に要確認) | 208×145×44mm(メーカー公式) |
| 蓋 | 別売(SFC2、共通規格) | 別売(SFC2、共通規格) | 別売(RFSCWC2) | 本体に付属 | 付属(シール蓋) |
| 素材 | ポリカーボネート | ポリカーボネート | ポリカーボネート | PP(ポリプロピレン) | ホーロー |
| 耐熱・耐冷 | メーカー公表-40℃〜99℃(同シリーズ共通) | メーカー公表-40℃〜99℃(同シリーズ共通) | メーカー公表-40℃〜99℃(同シリーズ共通) | 電子レンジ対応の製品が多い(商品による) | 直火・オーブン対応シリーズあり(蓋を外して。電子レンジ非対応) |
| 価格帯目安 | 本体2,000円台前後+蓋別売(購入前に要確認) | 本体2,300円前後+蓋別売(販売店で確認済み) | 本体2,100〜2,200円台+蓋別売(販売店で確認済み) | 数百円(蓋込み・入数による) | 1,540円(税込・メーカー公式、蓋込み) |
「キャンブロ」という名前を、業務用の厨房用品サイトやAmazonで見かけたことがある人は多いはずです。飲食店の仕込み動画や海外のキッチン系SNSにもよく登場する、アメリカ発の業務用フードストレージブランドですが、実際に家庭で使おうとすると「どのサイズを選べばいいのか」「蓋はセットで付いてくるのか」でつまずきがちです。この記事では、キャンブロというブランドの成り立ちを整理したうえで、日本で購入できる小型サイズを型番ベースで比較し、家庭の冷蔵庫に収まるサイズを判定表にまとめました。
キャンブロとは——1951年創業のアメリカ生まれの業務用フードストレージ
キャンブロ(Cambro)は、1951年にビル・キャンベルとアーガイル・キャンベルの兄弟がアメリカで設立した、プラスチック製の食器・トレー・フードストレージ用品のメーカーです。最初の製品は配膳用トレー「カムトレー(Camtray)」一つでしたが、レストラン・ホテル・学校・カフェテリアなどの現場に広まり、業務用配膳トレーの標準品としての地位を確立しました。
その後1960年代にかけて製品ラインを拡張し、業界で最初期のプラスチック製フードパンや、透明な食品保存容器を生み出したとされています。1970年代初頭には発泡断熱材とプラスチック成形を組み合わせた保温・保冷容器も展開するなど、70年以上にわたって業務用フードストレージの定番として世界各国のプロの厨房で使われ続けているメーカーです。日本国内でも、厨房機器の専門商社を通じて取り扱われており、モノタロウやアスクル、業務用厨房通販サイトなどで型番を指定して購入できます。
家庭の冷蔵庫に入るキャンブロのサイズはどこまでか
キャンブロのフードストレージには、スクエア(角型)・ラウンド(丸型)・フードパン(ガストロノーム規格)という3系統のシリーズがあり、それぞれに複数の容量展開があります。今回、日本の通販サイトで購入できる小型サイズの型番・外寸・容量を確認しました。
| 型番 | シリーズ | 容量 | 外寸(目安) | 高さ |
|---|---|---|---|---|
| RFSCW1 | ラウンド(丸型・ポリカーボネート) | 0.9L | 直径約120mm | 118mm |
| 2SFSCW | スクエア(角型・ポリカーボネート) | 1.9L | 約183×183mm | 92mm |
| RFSCW2 | ラウンド(丸型・ポリカーボネート) | 1.9L | 直径約178mm | 108mm |
| 4SFSCW | スクエア(角型・ポリカーボネート) | 3.8L | 約183×183mm | 185mm |
| RFSCW4 | ラウンド(丸型・ポリカーボネート) | 3.8L | 直径約178mm | 210mm |
| フードパン GN1/6(64CW) | フードパン(ガストロノーム規格) | 1.5L | 約162×176mm | 100mm |
外寸・容量は販売店の公開情報にもとづく目安で、メーカー・販売時期によって数mm前後する場合があります。購入前に商品ページで最新の仕様を確認してください。
この一覧から分かるのは、容量が同じでも、スクエアとラウンドで高さがまったく違うという点です。たとえば同じ1.9Lでも、スクエアの2SFSCWは高さ92mmなのに対し、ラウンドのRFSCW2は高さ108mm。3.8Lクラスになると、スクエアの4SFSCWで高さ185mm、ラウンドのRFSCW4は210mmまで高くなります。家庭の冷蔵庫は棚板の間隔があらかじめ決まっているため、容量だけでなく高さも必ず確認しておきたいポイントです。
家庭でまず候補になるのは、高さ100mm前後に収まる**2SFSCW(角型1.9L)やRFSCW1・RFSCW2(丸型0.9L・1.9L)**です。棚の高さに余裕があるキッチンなら3.8Lクラスの4SFSCW・RFSCW4も選択肢に入りますが、高さ185〜210mmは冷蔵庫の棚板の間隔によっては入らないことがあるため、購入前に自宅の冷蔵庫を実測することを強くおすすめします。
角型のスクエアコンテナは直線的な形状のぶん、丸型よりも冷蔵庫の棚を無駄なく使えるのも実用面のメリットです。
素材で選ぶ——ポリカーボネートとトランスルーセントの違い
写真はイメージです
キャンブロの保存容器には、大きく分けて2つの素材ラインがあります。
1つは、ここまで紹介してきたポリカーボネート製の透明なラインです。2SFSCW・4SFSCW・RFSCW2などの型番が該当し、中身が見やすい透明度と、目盛りが入っている点が特徴です。メーカー公表の耐熱・耐冷温度は-40℃〜99℃で、食器洗浄機にも対応しています。
もう1つが、トランスルーセント(半透明)ポリプロピレン製のラインです。型番の末尾が「PP」になっている製品(2SFSPPなど)が該当し、ポリカーボネート製ほどの透明度はありませんが、その分価格を抑えやすいのが特徴です。海外メーカーの公開情報によれば、耐熱温度はポリカーボネート製より低く設定されており、高温での使用にはポリカーボネート製の方が向いています。一方でBPAフリーを謳う製品もあり、日常的な冷蔵・冷凍保存用途であれば実用上大きな問題にはなりにくいラインとされています。
用途で選ぶなら、目盛りを見ながら計量したり、高温での使用も想定するなら透明なポリカーボネート製、コストを抑えてまず試したいなら半透明のトランスルーセント製、という住み分けになります。
キャンブロを家庭で買うときの注意点3つ
海外の業務用ブランドであるキャンブロを日本の家庭で買う場合、レシピサイトで紹介される保存容器とは勝手が違う点がいくつかあります。購入前に押さえておきたい注意点を3つにまとめました。
注意点①:蓋は本体と別売り
キャンブロのスクエア・ラウンドのフードコンテナは、本体と蓋が別売りです。たとえばスクエアコンテナの2SFSCW・4SFSCWには、共通規格の蓋「SFC2」を別途購入する必要があります。
本体だけを注文してしまうと、届いてから「蓋がない」と気づくケースが起こりやすいので、購入時は本体と蓋の両方をカートに入れることを忘れないようにしてください。
注意点②:サイズ表記がクォート(qt)基準
型番の先頭についている数字は、リットルではなくクォート(qt)の容量を表しています。1クォート(米液量)は約0.946リットルで、「2SFSCW」なら2クォート(約1.9L)、「4SFSCW」なら4クォート(約3.8L)という意味です。日本の保存容器はリットル表記が一般的なため、型番の数字をそのままリットルだと誤解しないよう注意してください。
注意点③:大型サイズは冷蔵庫に入らない
キャンブロには、フードパン(ガストロノーム規格)のGN1/1(約325×530mm)のような、業務用の大型冷蔵庫を前提にしたサイズも数多く展開されています。こうした大型サイズは家庭の冷蔵庫にはまず入らないため、前述の「家庭の冷蔵庫に入るキャンブロのサイズ」の一覧を参考に、必ず小型サイズの型番を選んでください。また、キャンブロは並行輸入品としてAmazon等で販売されているケースもあり、販売者によって価格差が出やすい点にも注意が必要です。
ジップロック コンテナー・野田琺瑯と比べるとどうか
家庭で使う保存容器として身近なのは、ジップロックのコンテナーや野田琺瑯のホーロー容器です。上の比較表のとおり、キャンブロのポリカーボネート製コンテナは透明度と耐熱温度の高さが強みですが、蓋が別売りである分、本体だけを見た価格は割安に見えても、蓋込みの実質価格はジップロックのような蓋付き完結型の容器より高くなりやすい構造になっています。
はじめて業務用サイズのストック容器を試したい場合は、慣れているジップロック コンテナーから始めて運用イメージを掴み、容器の数を増やしたくなったタイミングでキャンブロのような蓋別売りタイプを検討する、という順番も現実的です。
一方、野田琺瑯のレクタングル浅型Sのようなホーロー容器は、キャンブロとは違い蓋がセットで販売されており、直火・オーブンに対応するシリーズもあるのが強みです。ただしホーローは金属を含むため電子レンジには使えません。
透明度と耐熱・耐冷のバランスを取るならキャンブロのポリカーボネート製、蓋込みの手軽さを取るならジップロック コンテナー、直火・オーブン対応まで求めるなら野田琺瑯、というのが素材面から見た使い分けの目安です。
なお、キャンブロにはフードパン(ガストロノーム規格)というシリーズもあり、これは18-8ステンレス製の「ホテルパン」と同じ規格に合わせて作られています。
ホテルパンとの互換性や選び方については、別記事で詳しく比較する予定です。
実際に、キャンブロを20年以上使い続けている愛用者もいます。
まとめ:キャンブロは容量よりも高さと蓋の有無を先に確認する
キャンブロを家庭で使うときに最初に確認すべきは、容量(L)だけでなく外寸、とくに高さです。同じ1.9Lでもスクエアとラウンドで高さが違い、3.8Lクラスになると高さ185〜210mmまで大きくなるため、購入前に自宅の冷蔵庫の棚の高さを実測しておくと失敗しにくくなります。
長く使うなら角型の2SFSCW本体と蓋のcambro-cover(SFC2)をセットで揃えるのが基本形、まず試したいならジップロック コンテナーから、というのが本記事での結論です。
なお、本記事で紹介した型番・外寸・価格は2026年7月時点の公開情報にもとづく目安です。キャンブロは並行輸入品としての流通も多く、販売店によって価格差が出やすいブランドでもあるため、購入直前に商品ページで最新の価格・仕様を必ずご確認ください。
よくある質問
キャンブロとはどんなブランドですか?
キャンブロ(Cambro)は、1951年にビル・キャンベルとアーガイル・キャンベルの兄弟がアメリカで設立した業務用フードストレージ・テーブルウェアのメーカーです。配膳トレー「カムトレー」から始まり、レストランやホテル、学校などの厨房でプラスチック製フードパンや透明保存容器の標準品として広く使われています。
キャンブロを家庭で買うときの注意点は何ですか?
大きく3つあります。1つ目は本体と蓋が別売りであること、2つ目は型番の数字がリットルではなくクォート(qt)基準であること、3つ目は大型サイズは家庭の冷蔵庫に入らないことです。並行輸入品としての流通も多く、販売店による価格差にも注意してください。
キャンブロは家庭用の冷蔵庫に入りますか?
型番によります。角型の2SFSCW(1.9L・高さ約92mm)や丸型のRFSCW1・RFSCW2(0.9L・1.9L)は高さが控えめで収まりやすいサイズです。一方、3.8Lクラスの4SFSCW(高さ約185mm)やRFSCW4(高さ約210mm)は、冷蔵庫の棚板の間隔によっては入らないことがあるため、購入前に自宅の冷蔵庫を実測することをおすすめします。
ポリカーボネートとトランスルーセントはどちらを選べばいいですか?
透明度が高く目盛りも見やすいのはポリカーボネート製(2SFSCW・4SFSCW・RFSCW2など)で、耐熱温度もメーカー公表で-40℃〜99℃と高めです。半透明のトランスルーセント(ポリプロピレン)製は透明度と耐熱温度がやや劣る一方、価格を抑えやすいのが特徴です。日常の冷蔵・冷凍保存が中心ならトランスルーセント製でも実用上問題になりにくいとされています。
型番に付いている「クォート(qt)」とは何ですか?
アメリカで使われる体積の単位で、1クォート(米液量)は約0.946リットルです。キャンブロの型番の先頭数字はこのクォート容量を表しており、「2SFSCW」なら2クォート(約1.9L)、「4SFSCW」なら4クォート(約3.8L)を意味します。リットル表記に慣れていると誤解しやすいポイントです。