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フリーザーバッグ

フリーザーバッグの選び方——業務用と家庭用の違い、密閉方式と冷凍・湯せん対応で選ぶ

公開日: 2026年8月19日更新日: 2026年8月19日
食材を小分けにして保存袋に入れ冷凍する様子(イメージ)

結論から:3段階ピック

迷ったらここだけ読めばOK。詳しい比較は本文で解説します。

一生モノ

セイニチ ユニパック チャック付ポリ袋 I-4(280×200×0.04mm)100枚入

型番: I-4(0.04mmタイプ・ほかサイズ多数。低温向けは冷蔵・冷凍対応のSSタイプが別にある)

実勢 約800〜1,500円目安/100枚(サイズ・入数により変動。購入前に要確認)

業務用の定番チャック付きポリ袋。サイズ展開が広く、100枚単位からの大容量で1枚あたりの単価を抑えやすいため、たくさん冷凍する家庭の常備品として長く使えます。汎用袋のため、冷凍を重視するなら冷蔵・冷凍対応のSSタイプという選択肢もあります。

まずはこれ

旭化成 ジップロック フリーザーバッグ M 45枚入

型番: M(中サイズ・ダブルジッパー・冷凍保存用。入数はパックにより異なる)

実勢 約400〜800円目安/45枚(入数・販売店により変動。購入前に要確認)

家庭用の冷凍保存袋の王道。かみ合わせが2本あるダブルジッパーで密閉しやすく、冷凍保存と電子レンジでの解凍に対応するとメーカーが案内しています。まず1箱用意して困らない定番です。

予算重視

岩谷マテリアル アイラップ マチ付きポリ袋 60枚入

型番: 60枚入×1箱(約25×35cm・電子レンジ/湯せん対応をメーカーがうたう)

実勢 約200〜400円目安/60枚(販売店により変動。購入前に要確認)

ジッパーではなく口を留めて使うマチ付きポリ袋。1枚あたりが数円と最安帯で、電子レンジ・湯せんにも使えるとメーカーが案内しています。密閉性はジッパー袋に譲りますが、下ごしらえから冷凍までの使い回しに向きます。

冷凍用の袋3タイプと真空パック規格袋の比較(各メーカー公式サイト・取扱店の表記をもとに作成。実使用テストにもとづく比較ではありません)
項目ジップロック フリーザーバッグ(家庭用)セイニチ ユニパック(業務用チャック袋)アイラップ(マチ付きポリ袋)真空パック規格袋(参考)
密閉方式ダブルジッパー(かみ合わせ2本)シングルのチャック(1本)ジッパーなし。口を折る・結ぶ・留める専用シーラーで熱圧着
冷凍対応冷凍保存用として設計汎用0.04タイプは冷蔵・冷凍向けの一般用途。低温重視は冷蔵・冷凍対応のSSタイプが別にある冷凍・冷蔵から電子レンジ・湯せんまで対応とメーカーが案内-40℃冷凍〜ボイル対応の銘柄あり
電子レンジ解凍に対応とメーカーが案内。加熱の可否は表記に従う加熱用途の表示は基本なし電子レンジ・湯せん可とメーカーが案内ボイル対応の銘柄あり(レンジは非対応が中心)
1枚あたり目安十数円前後数円前後(大容量ほど安い)数円前後十数円〜数十円(サイズによる)
入数・流通数十枚パックが中心100〜数千枚のロット60〜100枚の箱が中心100〜1,000枚のロット中心

フリーザーバッグは「密閉方式」と「冷凍・加熱への対応」で選ぶ

冷凍用の袋を買おうとすると、家庭用のジッパー袋、業務用のチャック付きポリ袋、口を留めて使うマチ付きポリ袋と、見た目の似た商品が並んでいて迷いがちです。値段も1枚あたり数円から十数円までと幅があります。

選ぶときに最初に押さえたいのは、次の2点です。ひとつは密閉方式——ジッパーで閉じるのか、口を折る・結ぶのか。もうひとつは冷凍と加熱への対応——冷凍保存だけなのか、電子レンジ解凍や湯せんまで使いたいのか。この2つが決まれば、業務用と家庭用のどちらが自分の使い方に向くかがはっきりします。

飲食店の厨房では、仕込んだ食材を小分けにして冷凍し、日付と品名を書いて先入れ先出しで回す運用が日常的に行われています。こうした運用に使われる袋の考え方は、家庭の作り置き・下味冷凍にもそのまま応用できます。この記事では、家庭用の定番・業務用のチャック袋・マチ付きポリ袋という3タイプを、メーカー公式の表記をもとに整理します。

なお、この記事は筆者自身が各商品を使い比べた検証記事ではなく、公開されている情報をもとに一般的な知見として紹介するものです。

まずはこれ——家庭の王道はダブルジッパーのフリーザーバッグ

家庭で冷凍保存袋を1つだけ選ぶなら、まず候補になるのがジッパー付きのフリーザーバッグです。中でも旭化成ホームプロダクツの「ジップロック フリーザーバッグ」は家庭用の定番で、袋の口にかみ合わせが2本あるダブルジッパーが付いています。ジッパーを1本ずつ閉じることで、片手でも密閉しやすく、中の空気を押し出しながら閉じられるのが持ち味です。

まずはこれ

旭化成 ジップロック フリーザーバッグ M 45枚入

型番: M(中サイズ・ダブルジッパー・冷凍保存用。入数はパックにより異なる)

実勢 約400〜800円目安/45枚(入数・販売店により変動。購入前に要確認)

メーカーは冷凍保存と電子レンジでの解凍に対応すると案内しています。M(中)サイズは薄切り肉やカット野菜、下味を付けた食材の小分け冷凍に使いやすく、L(大)サイズにすればまとめ買いの肉や作り置きのおかずにも対応できます。まず1箱用意しておけば、冷凍保存の大半をこれ1つでまかなえる汎用性が、家庭用として支持されている理由です。

保存袋に食材を小分けにして冷凍する様子 写真はイメージです

袋に品名と冷凍した日付を書いておけば、厨房と同じ先入れ先出しの管理が家庭でもできます。日付管理に使うラベルの選び方は食品用ラベルシールの選び方で整理しています。冷凍する食材の下ごしらえや容器との使い分けは下味冷凍に最適な容器をプロの品番で選ぶもあわせてご覧ください。

旭化成 ジップロック フリーザーバッグ M 45枚入

型番: M(中サイズ・ダブルジッパー・冷凍保存用。入数はパックにより異なる)

実勢 約400〜800円目安/45枚(入数・販売店により変動。購入前に要確認)

一生モノ——たくさん冷凍するなら業務用のチャック付きポリ袋

冷凍する量が多い家庭や、小分けを徹底したい場合に選択肢に入るのが、業務用のチャック付きポリ袋です。代表格が生産日本社(セイニチ)の「ユニパック」で、開け閉めが繰り返しできるチャック(ジッパー)付きのポリエチレン袋として、食品から小物まで幅広く使われています。

一生モノ

セイニチ ユニパック チャック付ポリ袋 I-4(280×200×0.04mm)100枚入

型番: I-4(0.04mmタイプ・ほかサイズ多数。低温向けは冷蔵・冷凍対応のSSタイプが別にある)

実勢 約800〜1,500円目安/100枚(サイズ・入数により変動。購入前に要確認)

業務用チャック袋の利点は、サイズ展開の広さと単価の安さです。ユニパックは小さなものから大きなものまで号数(サイズ)が細かくそろい、100枚単位・数百枚単位の大容量で流通しているため、1枚あたりの単価を抑えやすいのが特徴です。たくさん冷凍する家庭では、常備しておく袋として長く付き合える1品になります。

一方で注意点もあります。ユニパックの標準的な0.04mmタイプは、冷凍専用に設計された袋ではなく、常温・冷蔵・冷凍を含む一般的な保存に使う汎用袋です。冷凍での密閉強度や低温耐性を重視するなら、セイニチ公式サイトが「冷蔵・冷凍に適した」と位置づけるSSタイプのような専用グレードを選ぶという考え方もあります。また、家庭用のフリーザーバッグのようなダブルジッパーではなくチャックが1本のため、密閉のしやすさは製品によって差があります。

冷凍庫まわりで使う保存の道具 写真はイメージです

業務用の袋はロット単位での販売が中心で、家庭用のように数十枚から気軽に試せる商品は限られます。まずは使う頻度の高いサイズを1つ選び、使い勝手を確かめてから他のサイズをそろえるという順番が現実的です。

セイニチ ユニパック チャック付ポリ袋 I-4(280×200×0.04mm)100枚入

型番: I-4(0.04mmタイプ・ほかサイズ多数。低温向けは冷蔵・冷凍対応のSSタイプが別にある)

実勢 約800〜1,500円目安/100枚(サイズ・入数により変動。購入前に要確認)

予算重視——湯せんもできるマチ付きポリ袋という選択肢

「ジッパーの密閉性までは求めないが、冷凍から加熱の下準備まで気軽に使いたい」という場合に候補になるのが、マチ付きのポリ袋です。岩谷マテリアルの「アイラップ」はその代表で、袋にマチ(底の折り込み)があるため食材をたっぷり入れられ、メーカーは電子レンジ・湯せんに使えると案内しています。

予算重視

岩谷マテリアル アイラップ マチ付きポリ袋 60枚入

型番: 60枚入×1箱(約25×35cm・電子レンジ/湯せん対応をメーカーがうたう)

実勢 約200〜400円目安/60枚(販売店により変動。購入前に要確認)

アイラップはジッパーが付いておらず、口を折る・結ぶ・留め具で閉じて使うタイプです。そのぶん密閉性はジッパー袋に譲りますが、1枚あたりが数円と最安帯で、下ごしらえ・冷凍・湯せん調理と使い回しやすいのが持ち味です。食材を入れて袋ごと湯せんにかける、電子レンジで下ごしらえする、といった使い方まで含めて考えると、冷凍保存に限らない汎用性があります。

冷凍保存の観点では、口をしっかり閉じて空気を抜くひと手間で、冷凍焼け(食材の乾燥・酸化による品質劣化)をある程度抑えられます。空気を抜いて密閉する道具立てを見直すなら、プロの冷凍保存を「道具」から見直すで保存袋・容器・ラップの組み合わせを整理しています。

岩谷マテリアル アイラップ マチ付きポリ袋 60枚入

型番: 60枚入×1箱(約25×35cm・電子レンジ/湯せん対応をメーカーがうたう)

実勢 約200〜400円目安/60枚(販売店により変動。購入前に要確認)

3タイプの使い分け——密閉性・加熱・単価のどれを優先するか

ここまでの3タイプは、どれかが一番というより、優先したいことで向き不向きが変わります。整理すると次のようになります。

  • 密閉のしやすさを優先するなら、ダブルジッパーの家庭用フリーザーバッグ。冷凍保存と解凍が中心で、まず失敗したくない家庭向けです。
  • 量と単価を優先するなら、業務用のチャック付きポリ袋。たくさん冷凍する家庭で、1枚あたりを抑えたい場合に向きます。冷凍を重視するなら冷蔵・冷凍対応のグレードを選びます。
  • 加熱の下準備まで使いたい・とにかく安くしたいなら、マチ付きポリ袋。湯せん・電子レンジ対応をうたう製品を、下ごしらえから冷凍まで使い回します。

旭化成 ジップロック フリーザーバッグ M 45枚入

型番: M(中サイズ・ダブルジッパー・冷凍保存用。入数はパックにより異なる)

実勢 約400〜800円目安/45枚(入数・販売店により変動。購入前に要確認)

なお、比較表の1枚あたり単価は同じサイズ・同じ入数での比較ではなく、袋のサイズ・入り数・販売店によって大きく変わります。「業務用のほうが必ず安い」と単純に決めず、購入前に同じサイズ感での価格を見比べることをおすすめします。

食材を小分けにして冷凍する保存袋 写真はイメージです

家庭で使うときの注意点——サイズと空気の抜き方

タイプを決めたら、実際に使うときのポイントは主に3つです。

  1. 食材の量に近いサイズを選ぶ。 大きすぎる袋は中に空気が残りやすく、冷凍焼けの原因になります。ジッパー袋ならM・Lなど数サイズ、業務用チャック袋なら号数から、入れたい量に近いものを選ぶと密閉が安定します。
  2. 平らにして空気を抜いて冷凍する。 食材を薄く平らにならし、袋の口を閉じる直前にできるだけ空気を押し出すと、凍るのが速くなり、冷凍庫の中でも重ねて収納しやすくなります。液体は袋を立てて少しずつ入れると口を汚さずに済みます。
  3. 加熱の可否は袋の表示で確認する。 「冷凍対応」と「電子レンジ対応」「湯せん対応」は別の性能です。袋のまま加熱・解凍したい場合は、その用途に対応するとメーカーが明記している製品を選んでください。

旭化成 ジップロック フリーザーバッグ M 45枚入

型番: M(中サイズ・ダブルジッパー・冷凍保存用。入数はパックにより異なる)

実勢 約400〜800円目安/45枚(入数・販売店により変動。購入前に要確認)

こうした運用は、飲食店が食材を小分け・密閉して先入れ先出しで回す考え方をそのまま家庭に落とし込んだものです。保存術全体の流れは飲食店の保存術を家庭に応用するでも整理しています。

真空パック袋との違い——「空気を抜く」ならこちらも

袋の中の空気をしっかり抜いて長期冷凍したい場合は、専用のシーラー(真空包装機)で熱圧着する真空パック用の規格袋という選択肢もあります。ジッパーやチャックで閉じる袋とは密閉の仕組みそのものが異なり、より高い密閉状態をつくれる一方、専用の機械と対応する袋が必要になります。

岩谷マテリアル アイラップ マチ付きポリ袋 60枚入

型番: 60枚入×1箱(約25×35cm・電子レンジ/湯せん対応をメーカーがうたう)

実勢 約200〜400円目安/60枚(販売店により変動。購入前に要確認)

真空パック袋を家庭で使えるかどうかは、手持ちのシーラーの方式によって変わります。詳しくは真空パック袋、業務用と家庭用どちらを選ぶかで、エンボス式とノズル式の違いをふまえて整理しています。日常の作り置き・下味冷凍にはジッパー袋やマチ付きポリ袋、長期冷凍や下ごしらえのまとめ仕込みには真空パック、というように、用途で使い分けるのが現実的です。

まとめ——フリーザーバッグは「使い方」から逆算して選ぶ

冷凍用の袋は、家庭用のダブルジッパー、業務用のチャック付きポリ袋、湯せんもできるマチ付きポリ袋と、それぞれに向く場面があります。まず失敗したくないなら家庭用のフリーザーバッグ、量を使うなら業務用チャック袋、加熱の下準備まで含めて安く使い回すならマチ付きポリ袋、という順で考えると選びやすくなります。

セイニチ ユニパック チャック付ポリ袋 I-4(280×200×0.04mm)100枚入

型番: I-4(0.04mmタイプ・ほかサイズ多数。低温向けは冷蔵・冷凍対応のSSタイプが別にある)

実勢 約800〜1,500円目安/100枚(サイズ・入数により変動。購入前に要確認)

いずれのタイプを選ぶ場合も、口をしっかり閉じて空気を抜く、品名と日付を書いて先入れ先出しで使う、という基本は共通です。この一手間が、冷凍焼けを抑えて食品ロスを減らすいちばんの近道になります。

なお、本記事に記載した仕様・対応(冷凍・電子レンジ・湯せんの可否など)は、2026年8月時点で各メーカー公式サイトおよび取扱店の表記をもとに確認したものです。価格や仕様は在庫状況や販売店、製品の改定によって変動するため、購入前に商品ページで最新の情報をご確認ください。

よくある質問

業務用のチャック付きポリ袋は冷凍に使えますか?

使えるものが多いですが、袋のタイプによります。セイニチのユニパックのような汎用の0.04mmタイプは、食品から小物まで幅広い用途に使えるチャック付きポリ袋で、冷蔵・冷凍を含む一般的な保存に用いられています。ただし低温での密閉強度を重視するなら、セイニチ公式サイトが「冷蔵・冷凍に適した」と位置づけるSSタイプのような専用グレードもあります。家庭用のフリーザーバッグ(ジップロックなど)は最初から冷凍保存用として設計されている点が違いです。長期冷凍で液だれや冷凍焼けを避けたい場合は、[プロの冷凍保存を「道具」から見直す](/guide/reito-hozon-dogu/)もあわせてご覧ください。

フリーザーバッグとアイラップのようなポリ袋は何が違いますか?

いちばんの違いは密閉方式です。フリーザーバッグは袋の口にジッパー(ジップロックはかみ合わせが2本のダブルジッパー)が付いていて、開け閉めしながら中の空気を抜いて密閉できます。アイラップのようなマチ付きポリ袋はジッパーがなく、口を折る・結ぶ・留め具で閉じて使います。そのぶん密閉性はジッパー袋に譲りますが、アイラップはメーカーが電子レンジ・湯せんに使えると案内しており、下ごしらえや加熱の下準備に使い回しやすいのが持ち味です。用途で使い分けるのが現実的です。

フリーザーバッグは繰り返し洗って使えますか?

メーカーは繰り返し使用を前提として設計・表記していません。ジップロックのフリーザーバッグは冷凍保存と解凍に対応するとメーカーが案内していますが、これは1回の保存サイクルでの使用を想定したものです。肉や魚など生の食材を入れた袋は、衛生面を考えると再利用を避けるのが無難です。野菜やパンなど、においや脂の少ない食材を短時間入れただけの袋を洗って乾かし、非食品の整理に使い回す、といった範囲にとどめるのが安心とされています。

電子レンジで加熱できるフリーザーバッグはありますか?

「解凍」と「加熱調理」は分けて考える必要があります。ジップロックのフリーザーバッグは電子レンジでの解凍に対応するとメーカーが案内していますが、油分の多い食材の高温加熱などは袋が傷むおそれがあるため、表記された使い方に従ってください。袋のまま加熱・湯せん調理までしたい場合は、電子レンジ・湯せん対応をうたうアイラップのようなマチ付きポリ袋が候補になります。加熱の可否は必ず各商品の表示で確認するのが確実です。

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