カウンタークロス
プロの台拭き「カウンタークロス」を家庭に

結論から:3段階ピック
迷ったらここだけ読めばOK。詳しい比較は本文で解説します。
しっかり拭き取りたい油汚れの多い場所にも使える厚手タイプ。使い切る道具として長く定番にしたいならここから。
価格を抑えつつ気軽に使い捨てられる薄手タイプ。カウンタークロスを初めて試すならここが入り口。
| 項目 | 厚手カウンタークロス | 薄手カウンタークロス | 洗って使えるペーパータオル | マイクロファイバークロス |
|---|---|---|---|---|
| 素材 | 不織布(レーヨン・ポリエステル等) | 不織布(レーヨン・ポリエステル等) | パルプ主体の不織布シート | ポリエステル等の化学繊維 |
| サイズ目安 | 約30〜35cm×60cm前後 | 約30〜35cm×60cm前後 | 商品ごとにカット数で表記(70カット等) | 商品により異なる |
| 100枚あたりの実勢価格 | 約1,400〜2,500円 | 約1,000〜2,100円 | 1ロール数百円(カット数は枚数と別の考え方) | 1枚あたりの価格表記は少ない |
| 1枚あたりの単価目安 | 約14〜25円 | 約10〜21円 | 洗って繰り返す前提のため単純比較しにくい | 同左(繰り返し使用が前提) |
| 繰り返し使用 | 基本は使い切り前提 | 基本は使い切り前提 | 公式に「洗ってくり返し使用できる」とされる | 洗って繰り返し使用が前提 |
| 向く用途 | 油汚れなどしっかり拭きたい場所 | 気軽な清掃・コスト重視の場面 | 家庭の台拭きの定番からの入口 | ガラス・鏡面など仕上げ拭き |
「カウンタークロス」は、飲食店の厨房で調理台やテーブルを拭くために使われている、不織布製の使い捨て前提のふきんです。「ダスター」と呼ばれることもあります。最近では家庭向けにニトリや100円ショップでも取り扱われるようになり、家庭のキッチンに取り入れる人も増えているようです。本記事では、通販サイトや卸売企業が公開している情報をもとに、カウンタークロスの厚手・薄手それぞれの1枚あたりの単価を計算し、洗って使えるペーパータオルやマイクロファイバークロスとの違いも整理します。あらかじめお断りしておくと、この記事は実際に使い比べた実使用レポートではなく、公開されている価格・仕様情報にもとづく計算・整理です。衛生面についても、公的機関による断定的な安全性評価ではなく、各社・各メディアが紹介している知見を「〜とされています」という形で扱います。
プロの台拭き「カウンタークロス」を家庭で使うと得なのか——結論
結論から言うと、カウンタークロスは「使い切る前提」で扱う消耗品として、家庭の台拭きに向いています。100枚入りの実勢価格から計算すると、厚手タイプは1枚あたり約14〜25円、薄手タイプは約10〜21円という計算になります(詳しい計算は次の章で示します)。布巾のように毎回洗って乾かす手間がなく、使ったら捨てられるという運用のしやすさが最大の特徴です。
ただし、業務用の不織布は基本的に使い捨てを前提に設計されているため、家庭で「洗って何度も使う」という使い方には向きません。何度も繰り返し使いたい場合は、洗って使えるペーパータオルやマイクロファイバークロスのほうが向いています。用途別に整理すると、次の3段階が目安になります。
一生モノというよりは「使い切る道具として長く付き合う」のがカウンタークロス厚手タイプです。通販サイトの表記では目付60〜80g/m²程度の厚みがあるとされ、たっぷり拭き取れる、耐久性がある、精肉店や鮮魚店でも使われている、といった特徴が紹介されています。しっかり拭きたい場面で長く定番にしたいなら、厚手タイプから試すのがおすすめです。
カウンタークロスとは——飲食店で使われる不織布の業務用ふきん
カウンタークロスは、レーヨンやポリエステルなどを原料にした不織布でできた布です。不織布とは、繊維を織らずに接着や機械的な絡み合わせ、水流などでシート状に仕上げた素材のことで、織物に比べて耐久性は劣るものの、コストを抑えやすいことから使い捨て用途に広く使われているとされています。
飲食店やフードコートの厨房では「ダスター」「台拭き」とも呼ばれ、調理台やテーブルを拭いたり、食器やグラスの水気を拭き取ったりする場面で使われています。1枚ずつ切り離して使い、汚れたら躊躇なく捨てる、という運用が前提になっている点が、洗って繰り返し使う家庭の布ふきんとの大きな違いです。
サイズは大判(目安約60×60cm)、レギュラー(目安約30〜35×60cm)、ハーフサイズ(目安約30×30cm)といった規格があり、通販サイトでは用途に応じて選ぶことがすすめられています。素材はレーヨン主体のものからポリエステル混のものまで幅があり、レーヨンの割合が高いほど価格が上がる傾向がある、と紹介されています。
家庭向けの紹介記事の中には「使い捨てのため、通常のふきんよりも衛生的」という表現でカウンタークロスの家庭利用をすすめるものもあり、2026年時点ではニトリやセリア、ダイソーといった身近な店舗でも購入できるようになっています。
カウンタークロス、1枚あたりの単価を計算する
カウンタークロスを検討するうえで気になるのが、家庭の布ふきんやペーパータオルと比べたときのコストです。ここでは、通販サイトで公開されている100枚入りの実勢価格から、1枚あたりの単価を計算します。
まずはこれとして試しやすいのが薄手タイプです。厚手より目付が軽く(目安40〜50g/m²程度)、吸水力はやや劣るとされていますが、その分価格が抑えられ、気軽な清掃用途に向いているとされています。複数の通販サイトの実勢価格を確認すると、薄手100枚入りはおおよそ1,000〜2,100円程度と幅があり、1枚あたりに換算すると約10〜21円という計算になります。ブランドや販売店による価格差が大きいため、購入前に必ず商品ページで確認してください。
一方の厚手タイプは、同じく100枚入りでおおよそ1,400〜2,500円程度の実勢価格が確認でき、1枚あたりでは約14〜25円という計算になります。厚手・薄手のどちらも、家庭の布ふきん1枚を毎日使い回すのに比べると「使い切りコスト」として捉える必要がありますが、1日あたりの使用枚数で考えると月々のコストは次のような試算になります。
| 使用ペース | 100枚パックが持つ期間の目安 | 月あたりコストの試算(厚手・実勢価格の中間値で計算) |
|---|---|---|
| 1日1枚 | 約100日(約3.3ヶ月) | 約590円 |
| 1日2枚 | 約50日(約1.7ヶ月) | 約1,170円 |
| 1日3枚 | 約33日(約1.1ヶ月) | 約1,760円 |
いずれも厚手タイプの実勢価格の中間値(100枚2,000円弱)を使った試算であり、実際の使用量や購入価格によって差は出ます。薄手タイプであればこれよりもう少し安く済む計算になります。
予算をとにかく抑えたい、あるいは「まずは家にあるものに近い延長で試したい」という場合は、洗って使えるペーパータオルが入り口になります。日本製紙クレシアのスコッティ ファインなど、公式サイトでは「布のような丈夫さと、紙の吸水性を持つ」「使いはじめは清潔なふきんとして、その後洗ってくり返し使用できる」商品として紹介されています。カット数は70カット・60カット・47カットなど商品によって異なり、通販サイトで確認できる価格は1ロールあたりおおよそ数百円です。
ただし、公式サイトには「何回洗って使えるか」という具体的な回数は明記されていません。使い切り前提のカウンタークロスとは単価の算出方法が異なるため、本記事では「1枚あたりいくらか」という単純比較はせず、家庭の台拭きの定番からカウンタークロスへの導線として位置づけています。
布巾とカウンタークロス、衛生面の違いは何か
カウンタークロスが選ばれる理由としてよく挙げられるのが、衛生面の考え方です。清掃サービス大手のダスキンが運営する事業所向けの衛生情報サイトでは、厨房で食器や食べ物に直接触れる作業についてペーパータオルを使い、1回ごとに使い捨てることをすすめており、給食センターや介護施設など衛生管理が厳しい現場では布製ふきんの使用を禁止しているところが増えているとも紹介されています。
HACCP関連の情報サイトでも、水で濡れたままの布巾を使い続けると菌が増殖しやすいことが指摘されており、乾いた布巾やキッチンペーパーで一方向に拭くこと、使用後は除菌剤に浸け置きして保管することがすすめられています。富士フイルムの生活情報コラムでは、あるテストで一般家庭のふきんの約6割から大腸菌、約4割から黄色ブドウ球菌や腸炎ビブリオなどが検出されたという調査結果が紹介されていますが、調査の実施主体や時期までは明記されていません。この数字はあくまで一つの参考情報として捉えてください。
こうした情報を踏まえると、布巾の衛生リスクは「洗って乾かして繰り返し使う」という運用そのものに起因すると考えられます。カウンタークロスは1枚ごとに使い切るため、この繰り返し使用にともなうリスクを構造的に避けやすい、という考え方が飲食店で支持されている理由の一つと言えそうです。
一方で、繰り返し使う道具のすべてが不衛生というわけではありません。マイクロファイバークロスは洗って繰り返し使うことを前提にした化学繊維のクロスで、通販サイトの実勢価格は5枚入りで200〜300円台、100均では2〜3枚入りで110円程度と、1枚あたりの価格は数十円程度に収まります。ガラスや鏡面など仕上げの拭き取りに向いているとされ、使用のたびにきちんと洗って乾かすという手入れを前提にすれば、衛生面のリスクは管理できる範囲に収まると考えられます。つまり「使い切るカウンタークロス」と「手入れして使うマイクロファイバー」は、どちらが優れているというより、手入れの手間を許容できるかどうかで選ぶべきものと言えます。
厚手・薄手のカウンタークロスはどう使い分けるか
厚手タイプは、目付が重く生地がしっかりしているぶん、油汚れや水気の多い場所をしっかり拭き取りたい場面に向いているとされています。通販サイトの商品説明では精肉店や鮮魚店での使用例も紹介されており、家庭でもグリルまわりや調理台の油汚れなど、しっかり拭きたい場所での利用に適していると考えられます。
薄手タイプは吸水力こそ厚手に劣るとされていますが、価格が抑えられているぶん、気軽に使い捨てられるのが利点です。テーブルの上をさっと拭く、コップやカトラリーの水気を拭き取るといった、頻度の高い軽作業に向いています。最初にカウンタークロスを試すなら、コストを抑えられる薄手タイプから始めて、汚れの強い場所だけ厚手を併用する、という使い分けも検討しやすい方法です。
色分け運用——飲食店がクロスの色で用途を分ける理由
写真はイメージです
飲食店の現場情報を紹介するサイトでは、カウンタークロスを「青は魚介用、赤は肉用」というように色分けして運用する例が紹介されています。厨房を「調理ゾーン」「盛り付けゾーン」「客席ゾーン」に分け、ゾーンごとに使うクロスの色を決めることで、生の食材に触れたクロスをそのまま盛り付け前の器や客席のテーブルに使ってしまう、といった交差汚染(食材や場所を介して菌が移ること)を防ぐねらいがあるとされています。
ダスキンの衛生情報サイトでも、きれいな物を拭くふきん・クロスと、汚れた物を拭くふきん・クロスは色別に仕分けて保管することがすすめられており、色分けは飲食店に限らず衛生管理の基本的な考え方として紹介されています。
家庭でそこまで厳密に色分けする必要はありませんが、「生肉・生魚を拭いたクロスは、そのままテーブルや食器には使わない」という発想だけでも取り入れる価値はありそうです。カウンタークロスは100枚単位で安価に手に入るため、「肉・魚まわり用」と「それ以外用」で色や置き場所を分けておく、という運用も、コストをかけずに試せる方法の一つです。
「カウンタークロス」という言葉は、家庭にも少しずつ浸透しています。
まとめ:カウンタークロスは「使い切る前提」で家庭にも取り入れやすい
公開されている実勢価格から計算すると、カウンタークロスは厚手で1枚あたり約14〜25円、薄手で約10〜21円という計算になり、100枚入り1パックを1日1〜2枚のペースで使っても、月あたり数百円〜1,000円台のコストで運用できる計算です。使い切り前提だからこそ、布巾のような洗濯・乾燥・除菌の手間をかけずに、汚れたら捨てるだけで衛生面の不安を減らせる、という考え方が飲食店で支持されてきたと考えられます。
厚手・薄手のどちらを選ぶか迷ったら、コストを抑えたいなら薄手、油汚れの強い場所もしっかり拭きたいなら厚手というのが、通販サイトの商品説明から読み取れる目安です。洗って繰り返し使いたい場合は、洗って使えるペーパータオルやマイクロファイバークロスも選択肢になります。
なお、本記事の価格・単価は2026年7月時点で複数の通販サイト・卸売サイトに公開されていた実勢価格をもとにした計算であり、実際に使用しての比較ではありません。価格は販売店や時期によって変動するため、購入前には必ず商品ページで最新の価格・仕様をご確認ください。
よくある質問
カウンタークロスは家庭のふきんと比べて本当に衛生的なのですか?
使い切り前提で使うため、布巾のように洗って繰り返し使う過程で菌が増えるリスクを避けやすい、という考え方が飲食店向けの情報サイトなどで紹介されています。ただしこれは公開情報にもとづく整理であり、実際に使い比べて衛生状態を検証したものではありません。衛生面が特に気になる用途では、除菌や洗濯などの管理を徹底したうえでご利用ください。
カウンタークロスの厚手と薄手はどちらを選べばいいですか?
通販サイトの商品説明では、厚手は目付が重く油汚れや水気の多い場所をしっかり拭き取りたい場面に、薄手は価格を抑えて気軽に使い捨てたい場面に向いているとされています。迷ったら薄手から試し、汚れの強い場所だけ厚手を併用する、という使い分けも検討できます。
カウンタークロスは洗って繰り返し使えますか?
業務用の不織布は使い捨てを前提に設計されているものが多く、繰り返し使う耐久性は基本的に想定されていません。家庭で洗って使う例を紹介する記事もありますが、公式に繰り返し使用をうたっている商品ではないため、基本的には使い切る消耗品として扱うのがおすすめです。
洗って使えるペーパータオルとカウンタークロスは何が違いますか?
カウンタークロスは不織布でできた使い切り前提の業務用ふきんです。一方、洗って使えるペーパータオルはパルプを主体にした紙製品で、公式に「洗ってくり返し使用できる」とされている点が異なります。すでに洗って使えるペーパータオルを使っている場合は、そこからカウンタークロスの使い切り運用に切り替えるかどうかを比較検討する、という位置づけで考えると選びやすくなります。
カウンタークロスはどこで購入できますか?
業務用の通販サイトのほか、2026年時点ではニトリや100円ショップ(セリア・ダイソーなど)でも取り扱いが紹介されています。100枚単位のまとめ買いは、業務用の通販サイトやAmazon・楽天市場などのほうが選択肢は豊富です。価格・仕様は変動するため、購入前に商品ページで確認してください。