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ニトリル手袋

ニトリル手袋は厨房の標準装備——家庭での使いどころ

公開日: 2026年7月14日更新日: 2026年7月14日
使い捨て手袋を着けて食材を刻む様子(イメージ)

結論から:3段階ピック

迷ったらここだけ読めばOK。詳しい比較は本文で解説します。

一生モノ

ショーワグローブ ニトリスト・タッチ(ニトリル手袋 100枚)

型番: No.882 ほか(粉なし)

実勢は購入前に要確認

国内手袋大手ショーワグローブの定番シリーズ。食品衛生法適合の表記とSS〜LLの豊富なサイズ展開があり、長く定番にしたいならここから。

まずはこれ

業務用ニトリル手袋 粉なし 100枚入

型番: 食品衛生法適合表記のあるもの

実勢1,000円前後〜目安(購入前に要確認)

食品衛生法適合の表記がある汎用タイプ。パウダーフリー・左右兼用で、ニトリル手袋を初めて試すならここが入り口。

予算重視

ポリエチレン手袋(使い捨て・比較対象)

型番: 各社展開

実勢数百円(購入前に要確認)

フィット感は劣るが価格を抑えられるポリエチレン手袋。手早く交換する軽作業向けの比較対象として。

ニトリル手袋とPE手袋、ラテックス手袋(参考)の比較(実勢価格は2026年7月時点の目安)
項目ニトリル手袋PE手袋(ポリエチレン)ラテックス手袋(参考)
耐油性高いとされる(油・薬品に比較的強い)商品による差が大きい(薄手は破れやすい)比較的高いとされるが天然ゴム特有の劣化がある
フィット感伸縮性がありフィットしやすい伸縮しないためフィット感は乏しい伸縮性が高くフィットしやすい
アレルギー配慮合成ゴムのためラテックスアレルギーの心配が少ないとされる石油由来樹脂のため基本的に心配は少ない天然ゴムのタンパク質にアレルギー反応が出る場合がある
食品使用の可否確認「食品衛生法適合」表記の有無を確認「食品衛生法適合」表記の有無を確認表記の有無を確認(食品用の流通自体が少なめ)
価格帯目安(100枚)実勢1,000円前後〜(ブランド品はより高め)実勢200〜300円程度取り扱いが少なく単純比較しにくい

「ニトリル手袋」は、飲食店の厨房で標準的に使われている使い捨て手袋です。素手のままでは扱いにくい生肉や魚、辛味の強い食材の下処理などで使われ、最近では家庭のキッチンでも取り入れる人が増えているようです。本記事では、ショーワグローブなどメーカーの公開情報や通販サイトの商品説明をもとに、ニトリル手袋が厨房でなぜ選ばれているのか、家庭で選ぶときに確認したいポイント、PE(ポリエチレン)手袋・ラテックス手袋との違いを整理します。あらかじめお断りしておくと、この記事は実際に使い比べた実使用レポートではなく、公開されている仕様・価格情報にもとづく整理です。食品衛生法や制度に関する記述も、公的機関・販売店の公開情報を「〜とされています」という形で扱い、断定は避けています。

ニトリル手袋を家庭に取り入れると得なのか——結論

結論から言うと、ニトリル手袋は「食品衛生法適合」の表記があるものを選べば、家庭でも生肉・魚の下処理や辛味食材の扱いなど、素手を避けたい場面で役立つ消耗品です。ポイントは大きく3つあります。ひとつはニトリルゴムという合成ゴム素材のため、天然ゴム由来のラテックスアレルギーの心配が少ないとされていること。ふたつめは耐油性に優れ、揚げ物の衣付けなど油や粉で汚れる作業にも向いていること。みっつめは、パッケージに「食品衛生法適合」の表記があるかどうかを確認して選ぶという、シンプルだが見落としやすい軸があることです。

一生モノ

ショーワグローブ ニトリスト・タッチ(ニトリル手袋 100枚)

型番: No.882 ほか(粉なし)

実勢は購入前に要確認

一生モノとして長く定番にしたいなら、国内手袋大手のショーワグローブが展開する「ニトリスト」シリーズが候補になります。公式サイトの製品ページでは、食品衛生法に基づく規格基準(昭和34年厚生省告示370号)に適合していることが明記されており、SS〜LLの5サイズ展開、内面のクロリネーション加工による着脱のしやすさ、指先の凹凸加工によるすべり止めなど、業務用として使われてきた作り込みが特徴です。

なぜ飲食の現場はニトリル手袋を選ぶのか

飲食店の厨房でニトリル手袋が標準装備になっている理由は、大きく分けて3つの特性にあるようです。

ひとつは素材の違いによるアレルギー配慮です。ニトリル手袋はニトリルゴムという合成ゴムでできており、天然ゴム(ラテックス)を使うゴム手袋とは異なる素材です。ラテックスアレルギーは天然ゴムに含まれるタンパク質に免疫が過敏に反応することで起こるとされ、皮膚のかゆみや発疹から、まれに呼吸器症状まで幅があると紹介されています。ニトリル手袋は合成ゴムのためこのタンパク質を含まず、アレルギーのリスクが極めて低いとされ、不特定多数のスタッフや来店客の体質を把握しきれない飲食店では扱いやすい選択肢になっているようです。

ふたつめは耐油性・耐薬品性です。ニトリルは油や薬品に強い素材とされ、アルコール消毒液や洗剤、揚げ油などに触れる場面でも比較的安定して使えると紹介されています。厨房は油や洗剤に触れる作業が多いため、素材が劣化しにくいことは重要な条件になります。

みっつめはフィット感です。ニトリル手袋は伸縮性が高く指先にまでフィットしやすいため、盛り付けや細かい仕込みなど、指先の感覚を必要とする作業にも向いているとされています。この3つの特性が揃っていることが、ニトリル手袋が「厨房の標準装備」と呼ばれる理由のようです。

ニトリル手袋を選ぶときに最優先で確認したいこと——食品衛生法適合の表記

ニトリル手袋を選ぶうえでもっとも重要なのは、素材の質感やブランドよりも「食品衛生法適合」の表記があるかどうかです。ニトリル手袋には食品用以外にも、清掃用・工業用など食品に直接触れない前提で作られている商品があり、それらは必ずしも食品用の基準を満たしているとは限りません。

まずはこれ

業務用ニトリル手袋 粉なし 100枚入

型番: 食品衛生法適合表記のあるもの

実勢1,000円前後〜目安(購入前に要確認)

まずはこれとして試しやすいのが、食品衛生法適合の表記がある汎用タイプのニトリル手袋です。通販サイトでは「食品衛生法適合」の文言とともに、パウダーフリー・左右兼用・S〜LLサイズ展開といった仕様が紹介されている商品が多く、100枚入りで実勢1,000円前後からの商品が確認できます。ブランドにこだわらなければ、この表記の有無を確認するだけで、食品を扱う作業に使えるかどうかの目安になります。

もう一段踏み込んだ制度の話をすると、2020年6月に食品衛生法が改正され、食品用の器具・容器包装について「ポジティブリスト制度」という新しい規制の枠組みが導入されています。これは、安全性が確認され使用を認められた物質だけをリスト化し、それ以外の使用を原則禁止するという仕組みです。消費者庁や厚生労働省の公開情報によれば、合成樹脂製の手袋のうち「食品に直接触れる時に使用する手袋」はこの制度の対象に含まれるとされています(機械の洗浄時など食品に触れない手袋は対象外)。経過措置期間は2025年5月31日までとされていたため、2026年現在はこの新しい制度が本格的に運用されている段階にあたります。細かな適用範囲や経過措置の扱いは今後変わる可能性もあるため、最新の情報は消費者庁・厚生労働省の公式ページで確認することをおすすめします。

家庭で選ぶ場合は、こうした制度の詳細まで把握する必要はありませんが、「食品衛生法適合」あるいは「食品衛生法規格基準適合」といった表記がパッケージや商品ページにあるかどうかを、購入前にひとつの目安として確認するとよさそうです。

比較:ニトリル手袋・PE手袋・ラテックス手袋(参考)

予算重視

ポリエチレン手袋(使い捨て・比較対象)

型番: 各社展開

実勢数百円(購入前に要確認)

予算をとにかく抑えたい場合は、PE(ポリエチレン)手袋が選択肢になります。通販サイトの実勢価格を確認すると、100枚入りでおおよそ200〜300円程度と、ニトリル手袋よりもかなり安価です。ポリエチレンは石油由来の樹脂で、こちらも食品衛生法適合の表記がある商品が多く流通しています。

ただし、PE手袋はニトリルのような伸縮性がないため手にフィットしにくく、指先の細かい作業にはあまり向かないとされています。生地自体の強度もそれほど高くないため、力のかかる作業や長時間の使用では破れやすいという指摘もあります。その分、着脱がしやすく、頻繁に交換する軽作業には向いているようです。

ラテックス手袋(天然ゴム製)は参考として挙げていますが、伸縮性やフィット感はニトリルと同等以上とされる一方、ラテックスアレルギーのリスクがあるため、近年の飲食店ではニトリルやPEに置き換わってきている、と複数の業界向けサイトで紹介されています。家庭でも同居家族や来客のアレルギー体質を把握しきれない以上、積極的に選ぶ理由は少なく、本記事でも比較の「参考」という位置づけにとどめています。冒頭の比較表もあわせてご確認ください。

家庭でニトリル手袋が効く場面

手袋を着けて巻き寿司を作る様子 写真はイメージです

業務用ニトリル手袋 粉なし 100枚入

型番: 食品衛生法適合表記のあるもの

実勢1,000円前後〜目安(購入前に要確認)

家庭でニトリル手袋が役立つ場面として、次のようなものが考えられます。

生肉や魚の下処理では、手に直接食材が触れることを避けられるため、調理後の手洗いや、まな板・シンクへの二次的な汚れの広がりを抑えやすくなります。下味冷凍の仕込みでは、調味液に漬け込んだ食材を袋に詰める作業で手が汚れず、におい移りも防ぎやすくなります。揚げ物の衣付けは、粉と卵液・パン粉が手にべったり付いて洗うのが面倒な作業ですが、耐油性のあるニトリル手袋を使えば手を汚さずに作業でき、そのまま次の作業に移りやすくなります。唐辛子やにんにく、ゆず胡椒といった辛味・刺激の強い食材を扱うときも、手に匂いや刺激が残るのを防ぐ目的で使われることがあります。

いずれも「必須の道具」というよりは、手洗いの手間や食材への接触を減らしたい場面で選択肢になる、という位置づけです。常備しておくと、こうした場面でとっさに使える点が、家庭でニトリル手袋を取り入れるメリットと言えそうです。

ニトリル手袋のサイズ選びと「粉なし」が基本の理由

ショーワグローブ ニトリスト・タッチ(ニトリル手袋 100枚)

型番: No.882 ほか(粉なし)

実勢は購入前に要確認

サイズ選びは、ニトリル手袋を快適に使ううえで見落とされがちなポイントです。伸縮性がある素材とはいえ、小さすぎるサイズは常に引き伸ばされた状態になり、手が疲れやすくなるだけでなく、突起物などで破れやすくなるとされています。逆に大きすぎるサイズは指先が余ってしまい、細かい作業がしづらくなるうえ、手袋の中に液体が入り込みやすくなるとも指摘されています。ショーワグローブの製品ページのようにSS〜LLの5段階でサイズ展開している商品も多いため、手のひらの幅を目安に選ぶとよさそうです。

サイズ目安 手のひらの幅(目安)
SS〜S 約7〜8cm
M 約8〜9cm
L 約9〜10cm
LL 約10cm以上

上記はあくまで一般的な目安であり、メーカーによってサイズ表記の基準は異なります。購入前には商品ページのサイズ表で確認してください。

粉(パウダー)の有無も選ぶうえでのポイントです。かつては着脱のしやすさからコーンスターチ由来のパウダーが付いた手袋も流通していましたが、2016年12月に厚生労働省が、パウダー付きの医療用手袋について供給の切り替えを促す通知を出しており、パウダーがアレルゲンのキャリアになりうることなどが指摘されています。この通知自体は医療用手袋を対象にしたものですが、食品を扱う手袋についても、粉が食品に付着する汚染リスクを避ける観点から、パウダーフリー(粉なし)が基本という考え方が広がっているようです。通販サイトで販売されているニトリル手袋も、現在はパウダーフリーが主流になっています。

PE手袋との使い分け——安いが向かない作業もある

ニトリル手袋とPE手袋は、どちらも「素手を避けたい」場面で使う消耗品ですが、向く作業には違いがあります。PE手袋は安価で着脱がしやすいため、おにぎりを握る、パンをつかむ、軽く食材を仕分けるといった、短時間で交換しながら使う軽作業に向いています。一方でフィット感がなく破れやすいため、力を入れる作業や、油でべたつく作業、細かい指先の動きが必要な作業では、ニトリル手袋のほうが扱いやすいとされています。

家庭で両方を常備する場合は、「手早く交換したい軽作業はPE手袋」「油や生肉など、しっかり手を保護したい作業はニトリル手袋」という使い分けが、通販サイトの商品説明からも読み取れる目安になります。

ポリエチレン手袋(使い捨て・比較対象)

型番: 各社展開

実勢数百円(購入前に要確認)

食品衛生に配慮して、家庭の調理でニトリル手袋を使う実例もあります。

食中毒対策でニトリル手袋を使った弁当作りの実例(Xより)

まとめ:ニトリル手袋は「表記確認」で選ぶのが失敗しない

ショーワグローブ ニトリスト・タッチ(ニトリル手袋 100枚)

型番: No.882 ほか(粉なし)

実勢は購入前に要確認

ニトリル手袋は、ラテックスアレルギーへの配慮、耐油性、フィット感という3つの特性から、飲食店の厨房で標準装備になっている消耗品です。家庭で選ぶ場合は、素材やブランドの好みよりも、まず「食品衛生法適合」の表記があるかどうかを確認することが、失敗しない選び方の軸になります。予算重視ならPE手袋、汎用的に使うなら食品衛生法適合表記のあるニトリル手袋、長く定番にしたいならショーワグローブのような大手メーカーの製品、という3段階で考えると選びやすいはずです。

なお、本記事で紹介した価格・仕様は2026年7月時点で確認できた公開情報にもとづくものであり、実際に使用しての比較ではありません。食品衛生法やポジティブリスト制度に関する記述も、公的機関・販売店が公開している情報の整理であり、法令の詳細な適用範囲は変わる可能性があります。購入前・使用前には、商品ページや公式情報で最新の内容をご確認ください。

よくある質問

ニトリル手袋は食品に使っても本当に安全なのですか?

パッケージや商品ページに「食品衛生法適合」の表記がある商品であれば、食品衛生法に基づく規格基準に適合していることを意味するとされています。ただし表記のない商品や、清掃用・工業用として販売されている商品は、食品用の基準を満たしているとは限りません。購入前に表記の有無を確認し、食品に直接触れる作業には食品衛生法適合の表記がある商品を選ぶことをおすすめします。

ニトリル手袋のサイズはどう選べばいいですか?

小さすぎると圧迫感で手が疲れやすくなるうえ、常に引き伸ばされた状態になるため破れやすくなるとされています。逆に大きすぎると指先が余って細かい作業がしづらく、手袋の中に液体が入り込みやすくなるとも指摘されています。手のひらの幅を目安に、SS〜LLなど複数サイズから選べる商品であれば、自分の手に合ったサイズを選びやすくなります。

粉なし(パウダーフリー)と粉ありはどちらを選ぶべきですか?

現在流通しているニトリル手袋の多くはパウダーフリーです。かつては着脱のしやすさからパウダー付きの手袋も使われていましたが、パウダーが食品に付着する汚染リスクや、アレルゲンのキャリアになりうることが指摘されており、食品を扱う用途では粉なしが基本という考え方が広がっています。特別な理由がなければ、パウダーフリーの表記がある商品を選ぶのが無難です。

ニトリル手袋とPE手袋、家庭ではどちらを常備すればいいですか?

用途によって使い分けるのがおすすめです。生肉・魚の下処理や揚げ物の衣付けなど、油や水分に触れる作業、指先のフィット感が必要な作業にはニトリル手袋が向いています。一方、おにぎりを握る、食材を軽く仕分けるといった、手早く交換したい軽作業にはPE手袋が向いているとされています。両方を少量ずつ常備しておくと、場面に応じて使い分けやすくなります。

ニトリル手袋はどこで購入できますか?

業務用の通販サイトのほか、ドラッグストアやホームセンター、Amazon・楽天市場などでも購入できます。100枚単位のまとめ買いは通販サイトのほうが選択肢が豊富で、食品衛生法適合の表記や粉の有無、サイズ展開を商品ページで確認してから購入することをおすすめします。価格・仕様は変動するため、購入前に最新情報をご確認ください。

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